16人に死刑判決。火傷について。
こんばんはZAKです。
ニュースを見て気になった記事を1つ紹介。
『バングラデシュで16名死刑判決』
バングラデシュにて、今年4月
校長からのセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)
を警察に通報した女子学生が火をつけられ
死亡した事件をめぐり、裁判所は被告16名に死刑判決を言い渡しました。
イスラム神学校に通っていたAさん(被害者)は
セクハラ被害を警察に被害届を出したところ
被告らから被害届を撤回するように
圧力がありました。
この時点でおかしいですよね。
セクハラを受けて圧力をかけられる。
日本でも上司や先輩など自身より上の人間には逆らう事は出来にくい環境だと思います。
また、相談しても取り合ってもらえないなどあると思いますし、相談する事で関係が悪化する可能性もありますから。
これを拒否したAさんは灯油をかけられ火をつけられ、全身の80%に大火傷負って死亡しました。
襲撃犯らのうち、1人は校長からの指示を受けていたことを認めました。
火傷について簡単に説明します。
火傷には大きく分けて3種類存在します。
- I度熱傷
- Ⅱ度熱傷
- Ⅲ度熱傷
まず、人間の皮膚は3層になっています。
その深さによって、症状や対処が変わってきます。
では、皮膚の層は1番上から表皮、真皮、皮下組織という順番になっています。
表皮は普段、皆さんが見ている皮膚です。
○Ⅰ度熱傷
深さは表皮です。
症状
発赤、熱感、軽い腫脹、疼痛
水泡形成はありません。
数日間で治癒しますし、瘢痕にはなりません。
瘢痕とは・・できものや傷が直った後に残るあと。
○Ⅱ度熱傷
これには2種類に分けられます。
真皮浅層(SDB)と真皮深層(DDB)があります。
・真皮浅層
症状
強い疼痛、腫脹、水泡形成(水泡底は赤色)
1〜2週間、瘢痕再生します。
・真皮深層
症状
水泡形成(水泡底は白色もしくは壊死)
知覚は鈍麻
3〜4週間、瘢痕残す、感染併発でⅢ度へ移行
○Ⅲ度熱傷
深さは皮下組織です。
症状
疼痛はありません。白く乾燥・炭化
水泡形成はありません。
1ヵ月以上、小さいものは瘢痕治癒。
植皮が必要
これで、熱傷についてわかりましたか。
AさんはⅢ度熱傷を全身に受けた訳です。
神経までも燃えてるので痛みはありません。
感染や呼吸器の問題も出てきます。
いかに残酷か。
16名には死刑でも罪を補えるのか。
バングラデシュではどんな死刑方法か。
それは分かりませんが服役中は何も無く
考えて欲しいですね。