作業療法士とは?②
先日に続いて今日は仕事内容についてお話します。
対象となる領域によって作業療法士の仕事内容は異なりますが、対象者の「自分らしい生き方」を支援するという考え方は変わりません。作業療法士は、対象者の身体・精神機能、環境、本人のニーズなどに応じて展開していきます。
作業療法では、以下の3つの能力を改善・維持することによって、自分らしい生活を獲得することを目標としています。
- 基本的動作能力:運動、感覚・知覚、心肺や精神、認知機能
- 応用的動作能力:食事やトイレ、家事など日常生活で必要とされる活動
- 社会的適応能力:地域活動、就学、就労、趣味活動など
他にも、生活環境を改善するための相談、家庭内や職場内での関係者との相談調整、ライフスタイルの再設計など、様々な方法でサポートしています。
就職先について
作業療法士は、医療・福祉の現場をはじめ、教育機関や行政機関など、様々な分野で活躍しています。
- 医療分野:大学病院、総合病院、クリニック
- 福祉分野:障がい者施設、児童福祉施設
- 介護分野:老人保健施設、デイケア
- 保険分野:地域包括支援センター、保健センター
- 職業関連:就労支援事業施設、ハローワーク
- 教育分野:特別支援学級
最近では、免許センターで非常勤職員として働いている人もいます。
近年になって騒がれている「高齢運転」
75歳以上の免許更新時に行う認知機能検査の結果を基に、安全運転に必要な事をアドバイスしたり、免許返納を勧めてもいます。
相談することも可能なので、高齢者やそれ以外の方にも足を運んでもらいたいです。